プロデュース企画 2023|EP.3 都築惇 レッスン①(松原くん)

伸ばす音を「一時停止」にしない ── 都築惇が説く、音の方向性とビブラート

上野耕平に憧れて応募したという、高校3年生の松原くん。初回の都築惇レッスンで持参したのはフェルリングの17・18番。ゆっくりな曲で長く伸ばす音を、どう「進めて」いくか ── ビブラートのかけ方を含めた、音の方向性の指導。

「小さい頃から上野耕平さんに憧れていて、とにかく上手くなりたい」── そんな野望を胸に応募した、高校3年生の松原くん。京都から新幹線でやってきた初回のレッスン、担当は都築惇。持参したのはフェルリングの17番と18番だった。

伸ばす音を「進める」── 方向性を持たせる

17番を聴いた都築が注目したのは、伸ばす音の扱いだった。フェルリングの奇数番号はテンポが遅く、2分音符でもかなりの長さになる。その長い音に、方向性が必要だ。

[3:18]伸ばしている音の方向性を、例えばビブラートだったりで、もうちょっと次に繋げる音だったり、納める音っていうのを分かりやすく吹いたほうがいい

── 都築惇

目標の音に到達してから音を薄くしていく。あるいは、伸ばし始めはビブラートをかけず、ある拍に到達した時点でかけ始める ── そうした工夫で、伸ばす音に「向かう」「納める」の表情が生まれる。

「常に進んでいるか、納めているか」

都築が最も避けたかったのは、音が止まって聞こえることだった。

[3:18]一時停止にだけはならないようにしてほしいのね、音が。常に進んでいるか、納めているか、どっちかっていう感じ

── 都築惇

長く伸ばす音であっても、その中で音楽は前へ進むか、フレーズを納めるかのどちらかであり続ける。ビブラートのかけ始めるタイミングも、その方向性を表現する手段の一つ ── 短い時間ながら、音を「生かす」ための核心が示された。

※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。

関連

Topics in this lesson

Tags

サクソフォンサックスレヴ上野耕平宮越悠貴都築惇田中奏一朗吹奏楽カルテットサクソフォンカルテットsaxsaxophone

More lessons by Jun Tsuzuki

About The Rev Saxophone Quartet

One of Japan's leading saxophone quartets, exploring new possibilities through recitals, concerts, and sheet music.