Lessons by topic
A collection of lessons where The Rev Saxophone Quartet members discuss vibrato.

Kohei Ueno
2022年1月、浜離宮朝日ホールでのコンサート共演に向けたプロデュース企画。その第1回レッスンを担当した上野耕平が、高校2年生の米山くんに説いたのは「ノンビブラートで、音色だけで音楽を変える」という奏法の核心だった。リードの振動、息の送り方、長調と短調の吹き分け ── プロになるために避けて通れない一線を示した一回の記録。

Kohei Ueno
「曲の中でずっと綺麗な音をキープしたい」と臨んだ柏原くんに、上野耕平はその発想ごと覆す。一つの良い音を守るのではなく、ハーモニーや場面に応じて音色を変えること ── そのために、喉の渦をなくし、息をまっすぐ前に流す、奏法の土台から作り直す。

Yuki Miyakoshi
2024年シリーズの受講生は柏原くん。ド緊張の初レッスンを担当したのは宮越悠貴。フェルリング1番を通して、発音の2つの種類、噛まずに出すフォルテ、そして「言われた練習をただ続けるだけでは上手くならない」という、練習そのものへの向き合い方が伝えられた。

Yuki Miyakoshi
本番まで2ヶ月、3時間におよぶ宮越悠貴の2回目のレッスン。共演曲ドビュッシーのラプソディを、楽譜の細部まで徹底的に読み解いていく。フリーな部分のリズム、出だしの一音、強弱に必要な「時間」、そして下唇というクッション ── その前編。

Jun Tsuzuki
上野耕平に憧れて応募したという、高校3年生の松原くん。初回の都築惇レッスンで持参したのはフェルリングの17・18番。ゆっくりな曲で長く伸ばす音を、どう「進めて」いくか ── ビブラートのかけ方を含めた、音の方向性の指導。

Jun Tsuzuki
スカラムーシュの2回目、都築惇のレッスン。冒頭はスケールの「試験」から。都築が一貫して伝えたのは、頭の中で音名を歌うこと、そしてコンクールではなくお客さんを楽しませる ── 数小節ごとにキャラクターをコロコロ変える、自由で気まぐれな表現だった。

Soichiro Tanaka
これで1周目の最後、田中奏一朗のレッスン。松原くんが「レースを持って舞う女性」とイメージするフェルリングのエチュードを、田中は出だしの1音にこだわって作り上げていく。長調の曲こそ難しい、最初の音だけで曲の性格を伝える ── ビブラートとアタックの設計。