プロデュース企画 2024|#9 都築惇 レッスン②

キャラクターを持った表現 ── 都築惇が説く「歌うこと」と、速いパッセージの音程

スカラムーシュの2回目、都築惇のレッスン。冒頭はスケールの「試験」から。都築が一貫して伝えたのは、頭の中で音名を歌うこと、そしてコンクールではなくお客さんを楽しませる ── 数小節ごとにキャラクターをコロコロ変える、自由で気まぐれな表現だった。

都築惇の2回目のレッスン。前回出した宿題、スケールの「試験」から始まった。マウスピースを変えて吹きやすくなり、口元の力みも少しずつ解消してきた柏原くん。だが、スケールの試験で一つの課題が浮き彫りになる。

頭の中で「音名で歌う」

スケールを吹いてもらった都築は、柏原くんが頭の中で何を歌っているかを尋ねる。答えは「ラララ」── 音名ではなかった。

[5:54]前兆を音名で歌いながら吹けるようにした方がいいかもしれないです。その練習をきっとした方が、今後もっと譜読みも早くなると思うし、アンサンブルとかも格段にしやすくなる

── 都築惇

「ラララ」で覚えていると、速い動きになったときに音程が定まらない。何の音を吹いているかを音名で歌えると、譜読みもアンサンブルも格段にしやすくなる ── スケールの課題が、そのまま曲に出てくる。

ビブラートは「音程に乗せる」

曲に入ると、ダイナミクスが大きくなるほどタンギングが強くなる癖が見えた。都築は、もう少し柔らかいタンギングを求めつつ、ビブラートの考え方も正す。

[8:00]ビブラートをしたいんじゃなくて、音程があってそこにビブラートを乗せる。ワワワって掛けようとしないで

── 都築惇

ビブラートの波を意識するのではなく、まず音程があって、そこに飾りとして乗せる。順序が逆になっていないかを確認する。

「気まぐれに」── キャラクターをコロコロ変える

この回のテーマである「キャラクターを持った表現」へ。都築は、予定調和を崩すことを促す。スカラムーシュは、2台ピアノ版を聴くと分かるように、常にいろいろなことが起きている曲だ。

[13:25]もっと気まぐれに吹いてほしいかな。テンポとかもやりたいようにやった方がいい。もっとキャラクターが、小節小節でコロコロ変わる感じが欲しいかな

── 都築惇

本番はお客さんが大勢いる。コンクールではないのだから、誰一人余すことなく楽しませるイメージを持つ。縦のリズムから横の流れ、横の流れから縦のリズムへ ── 横のときは粘っこく、あるいは軽やかに。同じフレーズが何度も出てきたら、3回目は必ず変化をつける。語尾が「ノープラン」にならないよう、フレーズの終わり方まで意図を持つ。

速いパッセージでも「メロディーと思って吹く」

そして都築は、スケールの課題と曲を結びつける。ゆっくりな2楽章ではできている音程のイメージが、速い動きになると失われる ── それは、頭の中できちんと歌えていないからだ。

[14:31]どんだけ速いパッセージでも、メロディーと思って吹いてないと、音程ってそこの場所に行かないわけ。思っているより低い、思っているより高い、みたいなことが起きるから、きちんと歌いながらゆっくりのアプローチで練習してください

── 都築惇

速いパッセージも、ただの指の動きではなくメロディーとして捉える。音名と音程をイメージしながらゆっくり練習し、結果としてテンポに慣れて速くなっていく ── ゆっくりの練習を「ただの指練習」にしないこと。やりたいことをもっと明確に、はっきりとイメージすること。それが、キャラクターを持った表現への道だと都築は締めくくった。

※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。

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