プロデュース企画 2024|#5 都築惇 レッスン①
改善すべきは「客観力」── 都築惇が説く、脱力とタンギングの一発の質
都築惇の初レッスン。課題はフェルリングの7番。裏拍を捉えるリズム感、フォルテで力みすぎないこと、そしてリードが振動し始める瞬間を狙う脱力 ── そのすべてに通じる鍵として、都築が挙げたのは「客観力」。自分の音が実際どう聞こえているかを知ることだった。
都築惇の初レッスン。柏原くんが持参したのはフェルリングの7番。「高い音をもっとキラキラさせたい」と臨んだ柏原くんに、都築はまずリズムと脱力の課題を示し、最終的に「客観力」という、すべてに通じる視点を伝えていく。
ゆっくりな曲こそ「裏拍」を捉える
2分音符が間延びしがちな点を、都築は指摘する。長く伸ばす音でも、音がどこへ進んでいるかを意識する。そして、ゆっくりな曲でもリズム感が大事だと説く。
[7:47]「速い曲だけじゃなくて、ゆっくりな曲もリズム感ってすごい大事になってくるよね。裏拍を常にもうちょっと捉えながら吹いた方がいいかな」
裏拍を感じるだけで、遅くなったり早くなったりが大きく軽減される。伸ばす音でも一時停止にならないよう、16分音符を刻みながら吹く感覚を持つ。
フォルテは「後ろ・横」に立体的に
大きな音を出すとき、柏原くんは力む場所がずれていた。フォルテと見えた瞬間に、首のあたりに力みが入る。
[10:23]「高い音で十分に大きく聞こえるから、高い音でフォルテが見えた瞬間に頑張らないと、あんまり思わないで。もうちょっと横のイメージ、後ろとか横、もうちょっと立体的に吹けるといい」
前に押し出そうとするのではなく、体の中が響いている感じで、後ろや横へ立体的に。高音では口の奥は広がるが、それ以上喉を広げる必要はない ── 力みの場所を正していく。
リードが「振動し始める瞬間」を狙う
都築が勧めた練習は、小さな音でリードが振動し始める瞬間を捉えるものだった。
[11:51]「自分が出したいタイミングでちゃんと音が出るっていうところを狙う練習をしてみたらいい。これができたら、多分フォルテのアプローチも自分が思っている以上に力を入れずに吹けるようになってくる」
息の太さではなく、量とスピードで調整する。ゼロからスタートして、どれくらいの息でリードが振動し始め、音になっていくか ── その原理を体で掴むことが、脱力した演奏につながる。
改善すべきは「客観力」
この回のテーマとして都築が掲げたのが、客観力だった。
[13:20]「自分が演奏をしているメインになるんじゃなくて、自分の演奏が実際どう聞こえてるかっていうのを客観的に近くに置きながら演奏できると、もっとさらに良くなっていく」
録音を聴くなどして、客席にいるお客さんになったつもりで自分の演奏を聴く。苦手な奏法が意外と良かったり、うまくいっていたつもりが全然だったり ── 客観的に自分を捉えることが、上達の鍵になる。
タンギングは「一発の質」── お腹は一定の力で
柏原くんが苦手と語るタンギング。都築は、速く連打する練習よりも、一発の質に注目する。舌を離した瞬間に息のスピードが速い状態になっていないと、輪郭がぼやけた音になる。
[16:20]「速くするタンギングばっかりやっちゃうと、どんどん舌が力入っちゃってあんまりよろしくないので、脱力してなおかつ柔らかい状態のまま速い動きができるかっていうのが大事」
さらに都築は、お腹の力の使い方にも触れる。冒頭から1つ目のフレーズが終わるまで、ほとんど一定の力しか入れていない ── 力が緩んだり入ったりを繰り返すと、それが音に影響する。顎を引いてマウスピースをセットし、息をまっすぐ(やや下)に送る。スケールで一定の息のスピードをコントロールできなければ、曲では絶対にできない ── 基礎の徹底を、都築は宿題とした。
※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。



