プロデュース企画 2023|EP.8 田中奏一朗 レッスン①(松原くん)
最初の1音で曲を語る ── 田中奏一朗が説く、長調の曲のニュアンス作り
これで1周目の最後、田中奏一朗のレッスン。松原くんが「レースを持って舞う女性」とイメージするフェルリングのエチュードを、田中は出だしの1音にこだわって作り上げていく。長調の曲こそ難しい、最初の音だけで曲の性格を伝える ── ビブラートとアタックの設計。
これで1周目の最後、4人目の講師は田中奏一朗。「海のように広い心」という印象を持つ松原くんが持参したのは、フェルリングのエチュード。「女性がレースを持って舞っているイメージ」と語る、長調の曲だった。
長調の曲こそ、最初からイメージを持つ
田中がまずこだわったのは、出だしのニュアンスだった。短調の曲で暗い音色を作るのは意識すればできるが、長調の曲を最初からイメージを持って吹くのは、意外と難しいという。
[3:28]「1音吹いただけで、この曲がどういうニュアンスを持った曲なのかなっていうのが伝わるような始まり方っていうのを、ちょっと意識していきたいかな」
1音だけでは本来その曲の性格は判別できない。だが、その1音に曲のニュアンスを込めることはできる ── 田中はそこに挑ませた。
ビブラートで「歌」を出す
田中は、ビブラートをかけた場合とかけない場合を松原くんに聞き比べさせる。松原くんは「断然2つ目(かけた方)」を選んだ。
[4:53]「1つ目はあっさりとした印象で、2つ目の方が歌が音に出てる感じがしました」
ビブラートをいいニュアンスで薄めにかけることで、最初の1音から「歌」が立ち上がる。長調の曲の表情を、出だしから作るための手段だった。
アタックは「曲によって変える」
もう一つの鍵は、アタック(発音の立ち上がり)だった。フォルテで上の音にたどり着くとき、アクセントのある音 ── そうした箇所で、アタックが画一的になっていないか。
[4:59]「曲が違ってもアクセントはこう決まったアクセントのニュアンスで吹きます、っていうわけではないんじゃない? 曲によってアタックの種類とかもちょっと変えていかなきゃいけない」
松原くんのアタックは「わりと明確すぎる」── この曲には、もう少し柔らかいアタックが合う。曲ごとにアタックの種類を変える、というイメージを持って音を作っていくことを田中は促した。
※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。



