プロデュース企画 2023|EP.13 都築惇 レッスン②(平山さん)

ブレスを「丁寧に取りすぎない」── 都築惇が説く、長いフレーズと前進感

2周目の都築惇レッスン。音色が太くなった平山さんに、都築が伝えたのは逆説的な助言だった ── 一呼吸ずつ丁寧に取りすぎると、かえってフレーズがブツブツ切れてしまう。長い文章として吹くこと、そして伸ばす音にも「前進」を持たせること。

一周回って2回目の都築惇レッスン。4人の先生に学んだことを身につけた上で、新しいことを学びたい ── そう臨んだ平山さん。同じフェルリングの13番を聴いた都築は、まず音色の成長を認める。「この間よりもずいぶん太くなっている」。その上で、音楽的なアプローチに一つの逆説的な指摘をした。

ブレスを「丁寧に取りすぎない」

平山さんのフレージングは丁寧だったが、ブレスを一呼吸ずつ大きく取りすぎていた。

[2:42]丁寧にやりすぎると、意外とブツブツ切れて、どこに伝えたいかわかんないっていう弊害もあるから。ブレスの吸い方っていうのはちょっと気をつけた方がいいかもね

── 都築惇

ブツ切りにするわけではない。一箇所でたっぷり休み、もっと長い文章だと思って吹いてみる ── そうすることで、スタートとゴールまでの長さが見え、フレーズの頂点が分かりやすくなる。丁寧さが、かえって流れを損なうこともある、という指摘だった。

トリルと装飾を「一緒にしない」

技術面では、装飾的な音の処理を取り上げる。トリルが早くなり、その後の音符と混ざって連符のように聞こえてしまっていた。

[4:36]トリルと装飾音を一緒にしない方がいいです。若干遅くてもいいかもね

── 都築惇

トリルが早すぎると全体の音価が崩れる。トリルと、その後の装飾的な音符を切り分けて捉えることで、フレーズの輪郭が整う。

「丁寧に歌う場所」の前は少し流す

テンポの揺らし方についても、都築は自然な作り方を示す。すべてを重たく歌うのではなく、緩急をつける。

[7:04]丁寧に歌いたい場所があったら、その前を少しだけ前にしてあげないと、ずっと重たいばっかりになるから。丁寧に歌いたい場所があったら、その前を少し流してあげるみたいなした方が、逆に自然かな

── 都築惇

伸ばす音も「時は進んでいる」

最後に都築が伝えたのは、前進感についての本質的な原則だった。

[9:45]動いている音だけで前に行くんじゃなくて、伸びている音の時も必ず時は進んでいるわけだから。その前の伸びている音も確実に速くなっているよっていうのを考えた方がいいかな

── 都築惇

音が動いているときだけ音楽が前に進むのではない。伸ばしている音の中でも、時間は確実に進んでいる ── その意識を持つことで、フレーズ全体に途切れない前進感が生まれる。

※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。

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