プロデュース企画 2024|#7 宮越悠貴 レッスン②

読譜力を鍛えよ ── 宮越悠貴が説く、無駄を省く練習と「丁寧に楽譜を見る」こと

スカラムーシュの2回目、宮越悠貴のレッスン。この回のテーマは「練習効率化」。指のロスを徹底的に省き、装飾音符を曖昧にせず丁寧に読み、跳躍を外さないポジションを探す ── 無駄な練習をしないための、読譜と運指の実践的な指導。

宮越悠貴の2回目のレッスン。前回のマウスピース選びで「視野が広がった」という柏原くん。この回、宮越が掲げたテーマは「練習効率化」だった。まず曲を最後まで通し、音の間違いや、より良い運指を指摘していく ── これから練習していく際に、無駄な練習をしないために。

替え指を「決めて使う」

宮越がまず指摘したのは、ド♯をすべて開放で吹いていることだった。

[4:10]その楽器の一番音程が良くて、一番サウンドがいい替え指っていうのを持っている。それを決めて使った方がいいんじゃないかな

── 宮越悠貴

前後の音との音質の差をカバーするため、自分の楽器で最も音程とサウンドが良い替え指を見つけ、それを「決めて」使う。場当たり的でなく、最適な運指を確定させておく。

難所は「2音の繋がり」に分解する

難しい箇所の練習方法について、宮越は分解を勧める。できない理由は、連なっていく音のどこかの繋がりが上手くいっていないからだ。

[6:50]その2つの繋がりがどっかしらが上手くいってない。だからその2音が指がきちんとできるようになってれば、うまくいく

── 宮越悠貴

リズムを変えて練習する(付点をつける等)のも、伸ばす音と素早く動かす2音を切り分けて、その繋がりを鍛えるため。なぜその練習をするのか、意味を考えてやることが効率につながる。脱力については「腕の力を抜く」と考えるより「全身に均等に力が入っているイメージ」、そして足の裏など手以外の場所に意識を持つと、自然と余計な力が抜けるという。

頭の中で「音名で歌う」

宮越は、演奏中に頭の中で何を歌っているかを問う。

[7:26]何も歌ってないような間違い方をしてる。頭の中で次の音の音程がちゃんと歌えてない間違い方をしてるから、なんかしっかり歌った方がいいかも

── 宮越悠貴

音名で歌うか「ラララ」で歌うかは人それぞれだが、音程をしっかり頭の中で歌っていないと、その音程を外す間違い方をしてしまう。次に出す音を、頭の中で正しく鳴らしておくこと。

装飾音符を「曖昧にしない」

柏原くんは、装飾音符をなんとなくの感覚で吹いていた。宮越は、譜読みの丁寧さを求める。

[9:03]装飾音符ありきで、なんとなくで歌ってるでしょ。だから装飾音符抜いたら吹けなくなるよね。しっかり楽譜を見ないと。これは譜読みが1週間であろうが3日であろうが、あんまり変わらないと思う

── 宮越悠貴

まずベースとなるリズムを正確に捉え、そこに装飾音を入れる。装飾音と本来の音が一緒くたになっていないか、丁寧に見ていく。

オクターブキーの「ロス」をなくす

宮越が特に細かく直したのが、オクターブキーの押し方だった。柏原くんは親指が曲がるほど押しに行っていた。

[11:40]この動きでこうすることによって、手首のポジションがめちゃめちゃガタガタずれてるから、ものすごいロスなんだよね。普通にしたまま、ここに親指をかけておいて

── 宮越悠貴

数ミリしか動かないキーのために手首ごと動かすと、左手のポジションがずれ、その後の運指まで影響する。親指を置く位置を工夫し、最小限の動きで押す。指のロスを減らすことが、難所の攻略に直結する。

跳躍は「落ちないポジション」を探す

柏原くんが「跳躍でいつも外してしまう」と相談すると、宮越は原因と対処を示した。上に行こうとして音が落ちてしまうなら、まず落ちた状態を作り、噛み具合を変えずに口の中だけで上の音に戻す。

[14:40]息を入れても怖くないポジションを見つければいい。ポジションを見つけられたら、どんな跳躍でも別に怖くないと思う

── 宮越悠貴

落ちるギリギリの境目 ── 息を入れても落ちにくいポジションを探す。わざと下の音に落としてから上がる練習も有効だ。最後に宮越は、特定の演奏の旋律をなぞって覚える聴き方を戒め、まずは自分で楽譜を読んで吹くことの大切さを伝えた。「自分の言葉で吹く」ことができてこそ、共演がもっと楽しくなる ── そんな期待とともに、譜読み中心のレッスンが締めくくられた。

※ この記事は、YouTube で公開されているレッスン動画の内容をもとにAIが編集・再構成したものです。発言は読みやすく整えており、固有名詞や表現が実際と異なる場合があります。正確な内容・ニュアンスは動画でご確認ください。

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