テーマ別レッスン
運指や速いパッセージの練習について、The Rev Saxophone Quartet のメンバーがレッスンで語った内容を集めました。各記事は動画の発言にもとづいています。

宮越悠貴
スカラムーシュの2回目、宮越悠貴のレッスン。この回のテーマは「練習効率化」。指のロスを徹底的に省き、装飾音符を曖昧にせず丁寧に読み、跳躍を外さないポジションを探す ── 無駄な練習をしないための、読譜と運指の実践的な指導。

上野耕平
平山さんが上野耕平のレッスンを初めて間近で受ける回。テンポの中で焦って息を吸う癖、そして息を吸うときの「重心」── 上野が指摘したのは、呼吸という最も基本的な動作の精度だった。あわせて、より滑らかな運指への切り替えも。

田中奏一朗
スカラムーシュの2回目、田中奏一朗のレッスン。テーマは「ムラなしサウンド」。速い曲をあえて超ゆっくり吹き、息の圧力を一定に保って音色のムラをなくす。連符が並ばない本当の原因は指ではなく息だった ── 3種類のゆっくり練習を使い分ける、サウンドメイクの続編。

宮越悠貴
上野レッスンの翌回を担当したのは宮越悠貴。題材はスケールという最も基礎的な素材だが、そこから「息を音に変換するセッティング」「口の中の形(シラブル)」「スタッカートの2つの技術」まで、音楽表現に直結する要素を一つずつ見直していく。受講生・米山くんの2回目のレッスンの記録。

都築惇
2回目の講師は都築惇。課題はフェルリングの2番・3番。すでに楽器を巧みに扱う紺野さんに対し、都築が磨きをかけたのは発音の細部だった。ナチュラルなタンギングが強すぎないか、速い音符でも息の圧力を保てているか ── 繊細な指導が光る一回。

都築惇
スカラムーシュの2回目、都築惇のレッスン。冒頭はスケールの「試験」から。都築が一貫して伝えたのは、頭の中で音名を歌うこと、そしてコンクールではなくお客さんを楽しませる ── 数小節ごとにキャラクターをコロコロ変える、自由で気まぐれな表現だった。

田中奏一朗
課題はフェルリング エチュード集 第8番、楽語は Con fuoco(火のように)。ダブルタンギングが機械的になりがちな速い曲を、田中奏一朗は「テクニックではなくフレーズで考える」という視点から解きほぐしていく。紺野さんにとっては4人目、そして一周目の最後のレッスンとなった回の記録。

都築惇
3人目の講師は都築惇。米山くんが「盗みたい」と望んだのは、その優しい音色だった。基礎のスケールからフェルリングまで満遍なく扱い、左手の脱力、ブレスの処理、舌が「触れるだけ」のタンギング、そしてフレーズの前進と着地まで ── 丁寧に積み上げていく一回の記録。

上野耕平
共演曲はミヨーの「スカラムーシュ」に決定。譜読みを始めて1週間の柏原くんに、上野耕平が求めたのは、ゆっくり練習する段階から音色やキャラクターの変化を作り込むこと。「ただの指の練習」で終わらせないための、コンチェルトとしての意思の持ち方。