テーマ別レッスン
アンブシュアや口まわりの使い方について、The Rev Saxophone Quartet のメンバーがレッスンで語った内容を集めました。各記事は動画の発言にもとづいています。

上野耕平
プロデュース企画2023シリーズ第5回。フェルリング エチュード集 第29番を吹いた松原に、上野耕平が指導した5分間のレッスン。診断は『息の渦』── そこから喉・ネックの一体化、リードの厚さ、アンブシュアの圧の方向、咥える位置までを連続して解いていく、サクソフォン奏法の体系を示す記録である。

宮越悠貴
上野レッスンの翌回を担当したのは宮越悠貴。題材はスケールという最も基礎的な素材だが、そこから「息を音に変換するセッティング」「口の中の形(シラブル)」「スタッカートの2つの技術」まで、音楽表現に直結する要素を一つずつ見直していく。受講生・米山くんの2回目のレッスンの記録。

上野耕平
「曲の中でずっと綺麗な音をキープしたい」と臨んだ柏原くんに、上野耕平はその発想ごと覆す。一つの良い音を守るのではなく、ハーモニーや場面に応じて音色を変えること ── そのために、喉の渦をなくし、息をまっすぐ前に流す、奏法の土台から作り直す。

田中奏一朗
1周目の最後を締めくくる4人目の講師は田中奏一朗。「挨拶がわりに一緒にロングトーンをする」ところから始まったこの回では、縦に広い空間での響きの作り方から、跳ね上がるスタッカート、そして「点と点を繋ぐ線」としての音の方向性まで ── 米山くんが課題に挙げた『息』に深く関わる指導が展開された。

上野耕平
2022年1月、浜離宮朝日ホールでのコンサート共演に向けたプロデュース企画。その第1回レッスンを担当した上野耕平が、高校2年生の米山くんに説いたのは「ノンビブラートで、音色だけで音楽を変える」という奏法の核心だった。リードの振動、息の送り方、長調と短調の吹き分け ── プロになるために避けて通れない一線を示した一回の記録。

宮越悠貴
2024年シリーズの受講生は柏原くん。ド緊張の初レッスンを担当したのは宮越悠貴。フェルリング1番を通して、発音の2つの種類、噛まずに出すフォルテ、そして「言われた練習をただ続けるだけでは上手くならない」という、練習そのものへの向き合い方が伝えられた。

上野耕平
ほぼロングトーンで終わった初回から、見違えるほど音が良くなった松原くん。共演曲のレッスンで上野耕平が見抜いたのは、オクターブキーを押さない音域での「弱気」だった。息を飲まず前に流すこと、そして曲全体の構造をどう聴かせるか。

都築惇
3人目の講師は都築惇。米山くんが「盗みたい」と望んだのは、その優しい音色だった。基礎のスケールからフェルリングまで満遍なく扱い、左手の脱力、ブレスの処理、舌が「触れるだけ」のタンギング、そしてフレーズの前進と着地まで ── 丁寧に積み上げていく一回の記録。

都築惇
都築惇の初レッスン。課題はフェルリングの7番。裏拍を捉えるリズム感、フォルテで力みすぎないこと、そしてリードが振動し始める瞬間を狙う脱力 ── そのすべてに通じる鍵として、都築が挙げたのは「客観力」。自分の音が実際どう聞こえているかを知ることだった。